本記事のテーマは症状別にとりたい栄養・食材に関する記事です。
風邪をひいたとき、なんだかダルいとき、ストレスでイライラしているとき。それは単に栄養不足かもしれません。症状に合わせた最適な食材選びの参考にしていただけると幸いです。
では本題に入っていきましょう!
【症状別】特にとりたい栄養・食材
風邪をひいたとき
ウイルスの侵入を防ぐにはビタミンA、免疫力アップにはたんぱく質やβグルカンをとる。たんぱく質を含む卵、ビタミンAを含むニンジン、βグルカンを含むシイタケなど。
疲れやだるさを感じたとき
エネルギーの代謝に欠かせないビタミンB群や酢酸、クエン酸をとる。ビタミンB群は、豚肉などの肉類、魚介類、牛乳、卵、キノコなど。酢酸は酢、クエン酸は柑橘類や梅干しなど。
ストレスを感じるとき
ビタミンCやパントテン酸。リフレッシュにはカフェインなどをとる。ビタミンCは、野菜や果物に豊富。パンテトン酸は、肉や魚介類に含まれる。カフェインは、お茶やコーヒーに含まれている。
肩こりや冷えでつらいとき
血流をよくするビタミンEと、からだを温めるたんぱく質を摂る。ビタミンEは、ナッツ類や植物油に豊富。たんぱく質は肉、魚介、卵、大豆食品など。ショウガや赤唐辛子などの薬味やスパイスも血行促進の働きがある。
目が疲れているとき
タウリンやビタミンB群。ドライアイにはビタミンA。タウリンはイカやタコなどの魚介類に豊富。ビタミンB群は、肉、魚、卵、牛乳など。ビタミンAは各種レバー、ほうれん草やニンジンなどの緑黄色野菜に多い。
不眠でつらいとき
眠りをさそうホルモン、セロトニンの原料のアミノ酸のトリプトファンをとる。トリプトファンは、牛乳やバナナ、チーズなどに多い。寝る前に、バナナをつぶして温めた牛乳とまぜて飲むのもいい。
肌荒れ・くすみが気になるとき
肌の主成分であるコラーゲンの生成に必要なビタミンC、血行をよくするビタミンEをとる。たんぱく質を含む卵に、ビタミンCを含む野菜、ビタミンEを多く含む植物油を組み合わせる。
シミ、シワが気になるとき
たんぱく質をとり、メラニン色素の生成を抑えるビタミンCを補う。抗酸化作用のあるビタミン類やポリフェノールの多い野菜や果物を多くとる。
抜け毛が気になるとき
髪の成分となるたんぱく質、頭皮の血流をよくするEPA、DHAやビタミンEをとる。鯖、イワシなどの青魚にEPA、DHAが多い。ビタミンEはほうれん草などの青菜に豊富。たんぱく質は肉や魚介類。
胃もたれで苦しいとき
でんぷん消化酵素やたんぱく質分解酵素を含む食品をとる。胃の粘膜にはキャベジン(ビタミンU)。酵素類は、大根、山芋、キウイフルーツ、パイナップルなどに豊富。キャベジンはキャベツに含まれる。大根おろしや青汁などがオススメ。
便秘で苦しいとき
腸を刺激する食物繊維、腸内環境をよくする乳酸菌やオリゴ糖をとる。乳酸菌はヨーグルトでとる。大根やゴボウなどの根菜、青菜などもよい。
下痢で苦しいとき
水分を補給し、整腸作用がある水溶性の食物繊維ペクチンをとる。ペクチンはリンゴに豊富。すりおろしが効果的。
貧血でつらいとき
造血には、鉄、葉酸、ビタミンB12が必須。ビタミンCは、鉄の吸収率アップに必要。レバーとほうれん草で鉄、葉酸、ビタミンB12、ビタミンCが同時にとれる。レバーとほうれん草の中華炒めなどがいい。
二日酔いの予防をしたいとき
セサミン類、ナイアシン、タウリン、クルクミンなどをとる。ナイアシン、タウリンは魚介類に含まれる。セサミンを含むゴマや、クルクミンを含むカレー粉などを使った料理をとるといい。
肥満が気になるとき
脂質や糖質の代謝をスムーズにするビタミンB群をとる。ビタミンB群は魚介、肉、牛乳などに多い。野菜や海藻などの低カロリー食品を。
糖尿病が気になるとき
まとめ食いをやめ、食物繊維をしっかりとる。腸の吸収をゆっくりにするため、根菜やキノコ、海藻などで食物繊維をとる。よく噛んで食べる。
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