正しい位置に!骨盤をゆがんだままにしておくと危険な理由

本記事のテーマは正しい骨盤の位置に関する記事です。

整体に通ってプロに直してもらうのもアリですが、時間やお金の問題も。でもゆがんだままにしておくと危険です。この記事では骨盤の基礎知識や、自宅でできる骨盤矯正などをまとめました。

では本題に入っていきましょう!

骨盤の基礎知識

骨盤ってどこ?

骨盤がゆがむってどういうこと?

骨盤の両サイドには凹みがあり、そこに大腿骨の先端が入る形で股関節をつくっています。足を大きく持ち上げたり曲げ伸ばししたりするときは、大腿四頭筋(ももの前の筋肉)やハムストリングス(ももの後ろの筋肉)、大殿筋(おしりの筋肉)などの大きな筋肉がはたらいています。その動きをスムーズにするのが股関節です。関節というのは、骨と骨が密接しているのではなく、スムーズに動かせるように必ず「遊び」があります。半面、遊びがある以上、しっかり固定させているのではないので不安定な状態だともいえます。

人間は絶妙なバランスで、その不安定な状態の中で自然に活動できているのですが、遊びの許容範囲を超えて、あってはいけない方向に動かされてしまうと、関節がはずれてしまったり靭帯を損傷してしまったりします。

骨盤がゆがむ原因

  • 骨盤がゆがむのは筋肉を使っていないから
  • 癖(足を組む、同じ方の手でカバンを持つ、猫背など)
  • 長時間のデスクワークや立ち仕事
  • ハイヒールを履く

骨盤をゆがんだままにしておくと

骨盤をゆがんだままにしておくと、血流が悪化したり、冷えやむくみ、腰痛などさまざまな不調をきたします。

  • 血流悪化
  • 下半身太り
  • 腰痛
  • 冷え
  • むくみ
  • 転倒しやすい

骨盤のゆがみを治すとよいこと

最大のメリットは、関節の安定力が高まることです。関節が安定すると、そこではじめて正しい動作ができるようになり、怪我のない、転倒を防ぐ体の動きが可能になります。あえて不安定なところでトレーニングするのは、こうした理由からです。

関節を安定させる筋肉は全身にたくさんあり、それら小さな筋肉群を総称して「スタビリティ(安定させる)マッスル」といいます。

安定したからだをつくることで、健康なからだ、いくつになっても衰えないからだをつくることが可能です。アウターマッスルも大切ですが、インナーマッスルもしっかり鍛えることも忘れずに。

電車でゆる筋トレ

関節の安定を強化するのに効果的なバランストレーニングですが、実はこの体がグラグラする不安定な状態をつくるのは、道具を使わなくてもできます。それが、動いている電車で、つり革などにつかまらずに立っていることです。

電車というのは走行中、床がずっと揺れていて非常に不安定な状態です。そこで、つり革につかまったり、何かに寄りかかったりせず、自分の力で体重を支えてまっすぐに立つこと。それだけで立派なトレーニングになります。

最初は揺れるたびに体がブレてよろめいてしまうかもしれませんが、訓練していくうちに安定していきます。揺れに動じなくなってきたら、足幅を少し狭めていくと、トレーニングの難易度を上げていくことができます。ただし、急停車に備えてすぐにつかまれるところで行いましょう。

電車内で立つ習慣をつけると、安定したからだ、機能的な体をつくることができます。電車で座れないことをイライラしたり残念に思うよりもトレーニングのチャンス!と前向きにとらえられるようになるといいですね。

グラグラトレーニング骨盤矯正

バランスボール
ストレッチボール
バランスマット
ムービングディスク

これだけのツールを使ってトレーニングする種目があります。からだが不安定になる環境をわざわざつくりましょう。からだがグラグラした状態でトレーニングを行うと、体幹への負荷をつくり、一定のからだの機能が高まるからなのです。

骨盤を意識して動かそう

とくに骨盤は、動かさないでいるとその周辺の筋肉が衰えて硬くなりがちです。骨盤を正しいポジションに保っておくのがむずかしくなり、遊びの許容範囲を少し超えて股関節や腰椎などの関節がズレてしまいます。これがゆがみにつながります。そうならないためには、日頃から関節周辺の筋肉を動かすことが大切です。

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