ジャムとマーマレードは両方ともフルーツを使った甘い保存食品ですが、その作り方や味わいに違いがあります。
マーマレードとジャムはそれぞれ向いている果物の種類があり、味や風味も異なります。
そこで今回は、マーマレードとジャムの違いと名前の由来、そしてそれぞれの特徴について解説します。果物の甘さを楽しむデザート好きの方は必見です。
ジャム派?マーマレード派?
パンに塗りたくるとおいしい!
マーマレードとジャムの違い
ジャムは果物や野菜に砂糖を加え、ゼリー状になるまで加熱したもので果物の果汁・果肉の味わいが楽しめます。
一方、マーマレードはジャム類の一種で、かんきつ類の果実や果皮を材料とします。
マーマレーはジャムの一種なのね!
ジャムの定義
名前の由来
ジャム (jam)という語は、古い英語の単語に由来します。
ジャムの意味は「よく押しつぶしたもの」「よくすりつぶしたもの」という意味があります。
特徴・用途
ジャムは、ジャム・マーマレード・ゼリーの3つに分類されます。
ジャムの特徴は、果実がすりつぶされて、ゼリー状に固まっていることです。
- ジャム:マーマレードまたはゼリー以外
- マーマレード:柑橘類の果実、果皮が入ったもの
- ゼリー:果実などの搾汁を原料としゼラチンや寒天を用いて固めたもの
ジャムに向いている果物
一般的に、どのような果物でもジャムに加工できますが、ペクチンが多く含まれている果物は、よりとろみがつきやすいため、ジャム作りに適しているとされています。
- りんご
- オレンジ
- クランベリー
- レモン
- もも
- グレープフルーツ
- イチジク
マーマレードの定義
名前の由来
英語のMarmaladeの語源はポルトガル語由来です。
ポルトガル語でマルメラーダ(marmelada)というマルメロ(ポルトガル語:marmelo)のジャムに由来します。
特徴・用途
マーマレードの特徴は、果実の皮が残っていることによる苦味です。
主に果皮がある柑橘類が原料に使用されるため、イチゴやキウイなど果皮が少ない果物ではあまりマーマレードは作られません。
オレンジマーマレードはよく見る!
マーマレードに向いている果物
マーマレードを作るなら、柑橘系の果物がおすすめです。
- 柚子(ゆず)
- 金柑(きんかん)
- はっさく
- 夏みかん
- バレンシアオレンジ
- ネーブルオレンジ
- レモン
生食するには酸味が苦味強すぎる果物があったら、マーマレードにすると美味しくいただけます。
ジャム・マーマレードをつかった料理
ジャムやマーマレードは、パンに塗るだけではありません。
ジャムとマーマレードはいろんなレシピに使えます。
- サラダにかけるフルーツドレッシング
- スコーンに添える
- パンケーキの盛り付け
- 紅茶に入れる
- 炭酸水と割る
- お肉料理のソース
- クッキー
- ヨーグルトやアイスクリームのトッピング
サラダドレッシングやパンケーキのトッピングとして、また、ヨーグルトやアイスのトッピングとしても使えます。
また、お肉料理やチーズとの相性も良く、ソースとして使うこともできます。
炭酸水と割って飲むこともできるので、ドリンクにも合います。
ジャムやマーマレードは幅広い使い方ができるので、食卓に欠かせないアイテムのひとつです。
まとめ
最後までお読みいただきありがとうございました。