眠りのしくみと役割を理解して睡眠の質を改善

本記事のテーマは睡眠のしくみに関する記事です。

人生の3分の1を占める睡眠、しっかり眠れることができれば人生の質もUPするでしょう。

では本題に入っていきましょう!

レム睡眠とノンレム睡眠

レム睡眠(浅い眠り)

REM=Rapid Eye Movementの略です。「眼球の急速な運動」という意味です。

  • 眼球の動きがある
  • 筋肉の緊張が低下
  • 浅い眠りで夢を見る
  • 意識がまだある

ノンレム睡眠(深い眠り)

REMのないノンレム(non-REM)という意味です。

  • 眼球の動きは停止
  • 深い眠り
  • 脳が眠る
  • 夢を見る
  • 意識はほとんどない

レム睡眠とノンレム睡眠は約90分で1セット

レム睡眠とノンレム睡眠は約90分で1セットです。90分の内訳は、レム睡眠が20分、ノンレム睡眠が70分程度。

90分1セットが一晩に4、5回繰り返されます。

睡眠の役割

疲労回復、記憶の定着

  • 免疫力向上
  • 記憶の定着
  • 成長ホルモン分泌
  • 肥満予防

しっかり睡眠をとることは、身体や脳の疲労回復に非常に重要です。成長ホルモンは、睡眠中にたくさん分泌され、疲労回復や細胞の修復が行われます。免疫力は睡眠中に維持・強化され、病気の予防に役立ちます。ノンレム睡眠の時間に、日中に記憶した情報が整理・定着します。

睡眠中は記憶の工場

睡眠中は情報の整理と記憶の強化をします。眠っている間は外部から余計な情報が入らず、シャットアウトしている状態です。その時間帯で、日中で得た膨大な量の情報をつなぎ合わせます。睡眠中は記憶を整理、定着させる記憶の工場なのです。

睡眠不足の危険

  • 免疫力が落ちる
  • 病気になりやすい
  • 記憶障害
  • ストレスを感じやすい
  • 集中力の欠如

お肌のゴールデンタイムには諸説あり

夜10時から深夜2時の間に成長ホルモンが分泌される「ゴールデンタイム」という説があります。が、それは違うようです。

美肌のカギは「成長ホルモン」と「メラトニン」です。

成長ホルモン

成長ホルモンの正式名称は、ヒト成長ホルモン(hGH)といわれています。脳から指令を受けて下垂体から分泌されます。成長ホルモンによって、子供のころは背が伸びます。成人期には骨や筋肉や皮膚を強くしたり、たんぱく質の合成、脂肪の分解など大切な役割を担っています。

メラトニン

メラトニンは、睡眠ホルモンです。脳の奥深くにある松果体(しょうかたい)というから分泌されます。日中は太陽光を浴びてセロトニンが生成されますが、メラトニンも太陽光を浴びることでメラトニンを生成、分泌します。昼間は分泌量が少なく、夜になると分泌量が昼間の10~20倍くらい増え、だんだん眠たくなります。また、メラトニンは眠気を催すだけでなく抗酸化作用があり老化を遅らせるのでアンチエイジング効果があります。

体内時計の針が狂うと、不眠や思考低下、体調不良などの時差ぼけと同じ症状がでます。朝に太陽の光を浴びれば、ずれていた体内時計がリセットされます。目が覚めたら、太陽の光をしっかり浴びましょう!

蛍光灯の光ではメラトニンはつくられません。

蛍光灯の光量=およそ200~500ルクス
太陽光の光量=およそ10000ルクス~100000ルクス

蛍光灯と太陽光では明るさのレベルが違いますね。

日中にしっかり太陽光を浴びれば不眠の改善に役立つはずです。

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