バーベキューの火起こしや料理の炙りなど、様々な用途に活躍するガストーチ・ガスバーナー。
その使い勝手の良さから、キャンプに行くならば必ず持っておきたいアイテムの一つです。
また、家庭料理にも使えるため、アウトドアに限らず普段の料理でも重宝されています。
また、小型で簡単に組み立てられるため、持ち運びにも便利です。
本記事では、ガストーチの魅力や使い方、アウトドアでの活用方法を紹介します。
火が出るから危ない?
正しい使い方が知りたい
ガスバーナーとは
ガスバーナーとは
ガスバーナーは、可燃性ガスを使用した炎で作業をおこなうための道具です。
800℃から2000℃の炎を噴出する火器具です。
主にアウトドアでの火おこしや、DIY、家庭での調理器具として使用され多様なシーンで活躍しています。
ガスバーナーはホームセンターで手軽に購入できます。
値段は、1000円~2000円代で購入できます。
カインズホームでも売ってるよ!
ガスバーナーの他の呼び方
- ガスバーナー
- ガストーチ
- トーチバーナー
ガスバーナー、ガストーチあるいはトーチバーナーなどと呼ばれています。
用途
- アウトドアでの火起こし
- 災害時の非常用
- 炭への着火
- DIY(ロウ付け溶接など)
- ろうそくの点火
- 炙り料理
- クリームブリュレやカタラーナ等のお菓子料理
- 寿司ネタのあぶり
- グラタンの焦げ目付けけ
- アウトドア料理
アウトドアでの火起こしや調理器具に広く使われる機器です。
炎の温度
炎温度は、約800℃〜2000℃の炎が出ます。
バーナーのタイプ
ライター装着式
ライター装着式のガスバーナーは、市販の使い捨てライターに装着・使用します。
使い捨てライターは燃料が内蔵されているため、常に新しい燃料タンクを利用することができます。
また、メンテナンスも不要です。
ガスバーナーに装着したライターは、高温度の炎を発生させることができるため、とても手軽に火をおこすことができます。また、ターボライターのように火力が強く、風に強いのが特徴です。
ガス充填(充てん)式
トーチバーナーに直接ガスを注入できるライターのこと。
トーチバーナーのガスタンクに直接可燃性ガスを充填して使用することができ、使い捨てのカセット缶を使う必要がなく、経済的です。
CB(カセットガスボンベ)缶
CB缶は一般的に「カセットボンベ」と呼ばれます。
屋内で、カセットコンロで利用することもできるので、アウトドアだけでなく、家庭内でも利用できる点がメリットです。
小型で持ち運びが容易で、100円ショップやコンビニなどでも手軽に入手できます。
長時間使用する場合は予備缶を用意しておく必要があります。
OD(アウトドアガス)缶
OD缶はアウトドア(OutDoor)での使用を目的としたガス缶です。
耐寒性があるので、低温や高地などの環境下でも燃焼性能が安定しています。
キャンプやバーベキューなどアウトドアでの使用におすすめ。
ガスの危険性
ガスの危険性を知ることは、安全に使用するためには非常に重要なことです。
正しい知識を持っていることで、ガス漏れや火災、爆発、窒息、中毒などの危険を回避することができます。
ガス漏れ
漏れたガスに引火して火災や爆発の危険があります。
- ガス器具の劣化:経年劣化や粗悪なつくりの商品。
- 設置場所の問題:換気が不十分な密室や、不安定な場所に設置
- 人為的な原因:不注意や誤った使用方法
- 自然災害:自然災害が原因で、ガス管が破損やガス器具が倒れたりする
ガス器具の劣化しやすい部分は、ガスホースやガス管の接続部分、ガス器具のバルブ部分などです。
ガスが漏れている場合は、シューというガスの音や異臭があるはずなので、注意しながら使用しましょう。
窒息
ガスは酸素よりも重く、密室に漏れた場合には、酸素を押し出して窒息を引き起こすことがあります。
中毒
ガスは人体に有害な物質を含んでいることがあります。ガス中毒による健康被害が発生する可能性があります。
爆発性ガスの蓄積
ガスが漏れる場所が換気が不十分であったり、閉鎖された空間であった場合、爆発性ガスが蓄積する可能性があります。
過度に危険性に焦点を当て、不必要な恐怖心を持つことは良くありません。 正しい知識を持ち、適切な予防策を講じることで、ガス器具の安全な使用が可能です。
事前に危険性を確認しておくと安心だね!
ガストーチの装着方法
ガストーチの装着手順は以下の通りです。
1. 使用前の事前確認
- ゆるみやガタツキがないか
- 取り付け接合部にすき間やズレがないか
ゆるみやガタツキ、隙間やズレがあるとガス漏れによる引火事故につながる恐れがあります。
器具に不具合がないか目視確認しましょう。
ガス器具を使用する際には、安全に注意して使用することが大切です
2. ボンベとバーナーを接続する
ボンベの切り欠きとバーナーの印を合わせて、ひねってバーナーの爪で固定します。
ボンベとバーナーの接続方法は「切り欠き」「ねじこみ」の2タイプあります。
切り欠き:爪で簡単に固定できる
ねじこみ:ぴったりと固定できる
3. 周囲に燃えやすいものがないか確認
ガスバーナーを使用する前には、周囲に燃えやすいものがないかを必ず確認しましょう。
燃えやすいものが近くにあると、ガスバーナーから出る火花や熱で引火する恐れがあります。
特に、布製品や紙製品、液体などは引火しやすいため、十分に注意が必要です。
4. 調整ネジを開いて着火
ボンベとバーナーを接続したら、調整ネジを開いて着火します。
炎が勢いよくでてきます。
この炎で、加熱や炙りなどさまざまな作業ができます。
炎の勢いは調整ネジで変化させることができます。
温度は、空気取り入れ口で調整します。
5. 調整バナーを閉じて消火
作業終了したら、調整ネジを閉じましょう。
ガスバーナーの使い方の注意点
- 指定されているボンベを使用する
- 取り扱い説明書を読む
- ボンベを逆さま、斜め下にしてトーチを取り付けない
- バーナーを傾けすぎない
- バーナーを激しく振らない
- 予熱(正立燃焼)をおこなう(予熱が不要なモデルもある)
- 生ガスを発生させない
逆さに使える!おすすめガスバーナー
- 360度逆さ使用可能
- 操作簡単&安全
- 900℃のソフトな炎~1300℃まで自由に調整可能
ガスバーナーの保管方法
ガスバーナーの保管方法については以下のようなことに注意しましょう。
風通しの良い場所に保管する
ガスバーナーに使うガスボンベは、高温や直射日光を避け、風通しの良い場所に保管することが重要です。特に夏場はガスボンベの内部が圧力上昇することがあるため、高温や直射日光の当たる場所に置かないようにしましょう。
ガスボンベは立てて保管する
ガスボンベは、立てて保管することが望ましいです。水平に置くと、ガスが漏れることがあるため注意が必要です。また、ガスボンベは倒れたり、強い衝撃を与えると破裂することがあるため、扱いには注意が必要です。
清潔にして保管する
ガスバーナーは、使用後は必ず清潔にしてから保管しましょう。油汚れや焦げつきがあると、ガスバーナーの性能が低下するだけでなく、火災の原因にもなります。また、保管時には、付属のケースや袋などに入れて保管することをおすすめします。
防災用具を準備する
ガスバーナーを保管する場所には、防災用具を準備することが大切です。火災発生時には、消火器や水を近くに準備しておくことが重要です。また、緊急時には、近隣に通報できる手段を確保することも必要です。
まとめ
最後までお読みいただきありがとうございました。