本記事のテーマは添加物に関する記事です。
コンビニのお弁当、スナック菓子の原材料名に記載されている、あやしげな添加物名。
「もしかしたら体に悪いのかも?」などと不安になることありませんか。気になっても見て見ぬふりをしている方、ぜひ一度この記事で様々な添加物の存在を知ってほしいです。
悪い添加物、良い添加物があります。
今回は、缶コーヒーやコカ・コーラによく含まれている添加物を探っていきます。
では本題に入っていきましょう!
コカ・コーラに含まれる添加物
では、材料名の表記を見てみましょう。
添加物名は、食品原料の後に表示されます。最後の原料のあとにスラッシュ(/)がつけられ、そのあとに添加物が表記されます。
【食品原料】食物繊維(難消化性デキストリン)
【添加物】炭酸、カラメル色素、酸味料、甘味料(アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物、アセスルファムK、スクラロース)、香料、カフェイン
炭酸
炭酸のほかに、二酸化炭素(炭酸ガス)とも表示されます。炭酸飲料に含まれる炭酸ガスは食品添加物として取り扱われます。ですが、二酸化炭素(炭酸ガス)は空気中に普通に含まれる物質ですので、安全性対する過度な心配は不要です。
アスパルテーム(アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物)
別名L-α-アスパルチル-L-フェニルアラニンメチルエステル。アスパラギン酸とフェニルアラニンという2つが結びついてできたもので、自然界にまったく存在しない化学合成物質です。一度体内に入ると分解されずに異物となって体中をかけめぐります。
アスパルテームは、アミノ酸のL-フェルニルとアスパラギン酸、それに劇物のメチルアルコールを結合させたもので、砂糖の180~220倍の甘味を持っています。アスパルテームは体内でメチルアルコールを分離することが分かっています。
メチルアルコールは劇物で、誤って飲むと失明する恐れがあり、摂取量が多いと死亡することもあります。おそらく体内で分離されたメチルアルコールが、さまざまな症状を引き起こす可能性が考えられます。
アスパルテームは、肝臓や腎臓などにダメージを与えたり、免疫を低下させる可能性があるのです。ちなみにこれらは分解されずにまったく代謝されないために、エネルギーとはならず、ゼロカロリーなのです。
アスパルテームは清涼飲料のほかにもガムや飴、ゼリー、チョコレート、清涼菓子、ダイエット甘味料など多くの食品や飲料に使われています。
wikipedia
アセスルファムK(カリウム)
アセスルファムKも自然界にまったく存在しない化学合成物質です。
wikipedia
理科や化学が得意な人は理解できるのでしょうか、わたしにはさっぱり理解不能です。。
スクラロース
スクラロースは砂糖を原料としていますが、実はカロリー0・糖類0の甘味料です。なんと砂糖の約600倍の甘さがあります。体内で消化・吸収されずに排泄されます。1日の摂取許容量は、体重1kg当たり15mg未満です。下記の特徴があります。日本では、1999年7月に厚生省(現厚生労働省)が食品添加物として認可しています。コーラなどの清涼飲料水、アイスクリーム、ガム、デザート、ドレッシングなどの飲食物に加え、医薬品・健康食品などに使用されています。
缶コーヒーに含まれる添加物
缶コーヒーの原材料名の例
【食品原料】牛乳、コーヒー、砂糖、全粉乳、デキストリン
一見添加物?と思えるような名前のデキストリンはブドウ糖がいくつも結合したもので、デンプンを分解して作られていて、食品に分類されています。
【添加物】香料、乳化剤、ガゼインNa、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)
香料
香料とは食品に香りを付けるためのものです。香料には天然由来のものと合成香料に分類され、香料と書かれているもののほとんどは合成香料になります。
乳化剤
乳化剤は、水と油を混じりやすくする目的で使われています。
ガゼインNa
添加物は含有量が多い順に記載されています。最初に書かれているガゼインNaが一番多く使われていることが分かります。ガゼインNaは、牛乳に含まれるたんぱく質のガゼインにNa(ナトリウム)を結合させたものです。粘性を持たせるためなどに使われています。
食品原料と添加物の表示の見方
食品原料と添加物の表示の見方について。まず食品原料が多い順に書かれ、次に添加物が多い順に書かれるということです。したがって、どこからが添加物かを見極めることがポイントです。
加工食品の場合、一般に乳化剤や加工デンプン、調味料(アミノ酸等)などが量的に一番使われることが多く、それらが書かれていたら、そこからが添加物という一つの見方ができます。原材料の表示を注意してみる癖をつけると、添加物がしだいに分かるようになります。
添加物の摂りすぎは、どう体に悪い?
肝臓へのダメージが大きい
とくに肝臓に対するダメージが心配されます。なぜなら、肝臓は体内に入ってきた毒性物質を解毒する器官だからです。通常、化学合成物質は、体内に入ってきて消化・分解されずに吸収された場合、体内を異物となってグルグル巡り、肝臓で処理されることになります。ところが、それは肝臓にとって負担になりますし、処理できない場合は肝臓の細胞がダメージを受けることになります。
腎臓への影響もある
腎臓は非常に繊細な臓器で、一度組織が壊れると、もとに戻ることはありません。したがって、一度腎臓機能を失った人は一生人工透析を受け続けるか、腎臓移植するしかないと生命を維持することができないのです。体内に入ってきて、消化・分解されずに吸収されて体内を巡った化学合成物質は、やがて腎臓に達して、尿とともに排泄されます。その際に、化学合成物質が腎臓の本体といえる糸球体や尿細管などにダメージを与えることはないのか心配されます。
【参考】現在使用されている人工甘味料一覧
現在使用されている人工甘味料一覧
ソルビトール、マンニトール、マルチトール、還元水飴、還元パラチノース、キシリトール、エリスリトール、ステビア、天草、サッカリン、アスパルテーム、アセスルファムK、スクラロース、ネオテーム、アドバンテーム
人口甘味料の一日摂取許容量
人工甘味料の種類 | 一日摂取許容量 (mg/kg体重/日) |
サッカリン | 1.5 |
アスパルテーム | 40 |
アセスルファムK | 1.5 |
スクラロース | 1.5 |
ネオテーム | 1 |
アドバンテーム | 5 |
多くのカロリーオフ飲料には、合成甘味料のアスパルテーム、アセスルファムK(カリウム)、スクラロースが使われています。これらの最大の特徴はカロリーが少ない、あるいはゼロということです。糖分やカロリーが少ないから、からだに良いと思ったら大間違い。
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