Googleアナリティクス4への移行サポートは2023年7月1日に終了します。
UA→GA4への移行は、遅くとも2023年7月1日までに行いましょう。
移行期限を過ぎると、UAのアクセス解析としてデータを取得することができなくなります。
手遅れになる前に、余裕を持って着手しましょう。
まずは手順を確認
データ移行しなくちゃ
- UAとGA4の違いがわからない
- GA4へ設定する方法がわからない
- 移行しないとどうなるのか
- Googleアナリティクスについて知りたい
- UA→GA4への移行手順が知りたい
- Googleアナリティクスとは
- UA→GA4への移行手順
Googleアナリティクスとは
アクセス解析ツールです。
- リアルタイム
- ユーザー
- 集客
- 行動
- コンバージョン
5つの分野でデータ解析が可能です。
データ解析により、客層や人気があるページ、流入経路などを詳細に確認できます。
Googleアナリティクスの種類
| 種類 | 料金 | 特徴 |
| ユニバーサルアナリティクス（UA） | 無料 | 2023年7月1日にサポート終了 |
| Googleアナリティクス360（GA360) | 有料 | 高性能なGoogleアナリティクス |
| Googleアナリティクス4（GA4） | 無料 | 2023年7月1日～ |
UAは2023年7月1日に終了
UAとは
ユニバーサル アナリティクス（Universal Analytics）の略称。
2013年にリリースされたGA（Googleアナリティクス）のプロパティのことです。
UAを使っている人は、サイト上部に下記のような注意文が掲載されているかと思います。
注意喚起文の内容
このプロパティでは 2023年7月1日にデータの処理が停止されます。
2023年3月以降もウェブサイトの測定を継続するには、元のプロパティ設定を Googleアナリティクス 4（GA4）プロパティに移行する必要があります。移行しない場合、元のプロパティ設定が、既存のサイトタグを再利用して既存の GA4 プロパティにコピーされます。
GA4は第4世代のGoogle アナリティクス
GA4とは
Googleアナリティクス4（Google Analytics 4）プロパティの略称です。
GA4の特徴
- 複数端末を使い分けているのを、同一ユーザーとして認識
- ウェブとアプリ両方でデータ解析
- イベント（行動）単位でデータ計測
- プライバシー保護機能強化
- AIによる分析・予測
次世代のアナリティクスである Google アナリティクス 4（GA4）のご紹介
UAとGAの違い
新・旧Googleアナリティクスの大きな違いはデータの計測方法です。
データ計測するしくみ
UA：ブラウザ（パソコンやスマホ）を軸にデータ計測。
GA：イベント（行動）を軸にデータ計測。ブラウザを横断したアクセス解析が可能
UAのデータ計測だと、同じユーザーが、違うデバイスを使っているだけなのに別ユーザーと認識されてきました。
GA4では、ユーザー単位で行動計測が可能となります。
Webサイトとアプリの両方のデータを収集することが可能です。
BigQueryを活用
GA4では、BigQueryを活用します。
BigQuery：ビッグデータ高速解析ツール
いままでよりも精度の高いデータ分析が可能になります。
データ保有期間
UA：最大50か月間
GA4：最大14か月間
管理→データ設定→「データ保持」をクリックし、最大保有期間14ヵ月に変更しましょう。
移行しない場合はどうなるか
前年度比較ができなくなる
2023年12月以降に、旧GAの管理画面の提供が終了となり前年同月比ができなくなります。
いまのうちに、データを保存しておきましょう。
UAのデータはGA4に移せない
UAからGA4へのデータの移行・引継ぎは不可です。
UAとGAでは、計測方法が全く異なるため、旧データを新データに移すことはできません。
2023年の7月1日以降はデータの取得ができなくなるので、UAのデータはいまのうちに保存しておきましょう。
UAのサポート終了までは2つを並行して使える
UAをGA4へ移行する＝バージョンアップする、という意味ではありません。
プロパティをもうひとつ増やすということになります。
新管理画面に慣れる、という意味でもUAとGA4を並行して使用することをおすすめします。
Googleアナリティクス 4の導入方法
すでにアカウントがある場合（UAから移行）の手順です。
初めて利用する場合は、下記サイト（Google アナリティクスヘルプページ）より確認しましょう。
Google プロパティの設定
- Googleアナリティクスにログイン
- 左下の「管理」をクリック
- 「GA4 設定アシスタント」をクリック
- 新しい Google アナリティクス 4 プロパティを作成する「はじめに」をクリック
- 「作成して続行」をクリック
1分でプロパティの設定は完了ね！
トラッキングコードの設置
計測用のプログラムであるトラッキングコードをサイトに設置します。
トラッキングコードの設置方法は
- タグをHTMLに埋め込む
- Googleタグマネージャー（GTM）を使う
2とおりありますが、ここでは設定が簡単なGTMでの手順を説明します。
Googleアナリティクス専用の計測コード（計測タグ）のこと。
自社サイトにその文字列を貼り付けて計測に利用します。
トラッキングIDを設定（ワードプレステーマ：Cocoonの場合）
- Googleタグマネージャーにログイン
- トラッキングIDを設置したいアカウントの選択
- コードが表示されるので、トラッキングID「GTM-●●●●●●●」の部分をコピー
- ワードプレス（Cocoon）を開く
- 「Cocoon設定」をクリック
- 「アクセス解析・認証」をクリック
- タグマネージャIDの欄に、コピーしたトラッキングIDを貼り付け
- 保存して完了
Cocoonは設定がかんたん！
計測を確認（最終確認）
タグマネージャーの設定後、動作をチェックをしましょう。
GA4のプロパティ画面→レポート→リアルタイムをクリックし、計測が開始されていることを確認しましょう。
まとめ
Googleアナリティクスとはアクセス解析ツール
UAは2023年7月1日に終了する
UAとGAのは、データの計測方法が異なる
GA4ではデータの保有期間が最大14か月間
GA4はより高機能のアクセス解析ができる
UAのデータはGA4に移せない
Googleアナリティクス 4は、プロパティとトラッキングコードの設定をする
最後までお読みいただきありがとうございました。
