もしも突然死んでしまった場合、残された家族が困ることは何でしょう?
それは様々な情報を握っているあなたのスマホです。
SNSやLINEアドレス帳が入っていたり、金銭関係の情報が保存されていることがあります。
あなた以外誰もパスワードがわからない、とどうしようもありません。
本記事では、そんな事態を避けるために今から始められる、スマホデータの整理方法について紹介します。
明日突然倒れるかもしれない!
もしかして今日かも!
スマホに保存しているデジタル情報
スマホに保存されている主なデジタル情報は以下のとおりです。
- 電話帳/アドレス帳
- メールアカウント情報
- SNSアカウント情報(Facebook、Twitter、Instagram、LinkedInなど)
- クラウドストレージ(Googleドライブ、Dropbox、OneDriveなど)
- カレンダー/スケジュール
- メモ/ノート
- パスワードマネージャー(1Password、LastPass、Dashlaneなど)
- 銀行口座情報/クレジットカード情報
- オンラインショッピングアカウント情報(Amazon、楽天、Yahooショッピングなど)
- メディアストリーミングサービスアカウント情報(Netflix、Hulu、Spotify、Apple Musicなど)
- 2段階認証アプリの設定情報
- スマートフォンのロック画面パスワード/指紋認証/顔認証の設定情報
これらの情報は、突然の死亡や重病などの不測の事態に備えて整理しておくことが大切です。
もしもスマホが触れなくなったら起こるリスク
例えば、突然の事故や病気で倒れてしまったとき。または本人がスマートフォンを触れない状態に陥った場合を考えてみましょう。
家族や友人の誰も、スマホのパスワードが分からないと、本人の意思や意向が分からず、デジタル情報にアクセスできなくなります。
スマホにアクセスできないと、以下のようなリスクが考えられます。
- パスワード誤入力で「iPhoneは使用できません」と警告が出て使えなくなる
- 10回以上間違えて入力すると初期化が必要となる
- 連絡をとらなければいけない人に連絡できない
- 故人と親しくしている人が分からない
- ネット銀行口座・ネット証券にアクセスできない
- 緊急連絡先が分からず家族にとって不便な状況になる
- サブスク利用があるか分からず解約もできない
- 仕事関連のや重要なデータが見れなくて、業務が滞る
- 遺品整理や遺産相続の際に問題が発生する
- 遺影が作れない
- 銀行の資産が凍結される
もしものことがあったら一番困るのは家族です。事前の対策が必要です。
家族のためを思うなら
備えは必要です!
家族全員で「もしも」の備えをする
死後にデジタル情報をどうするかについての話は縁起が悪いと感じるかもしれませんが実際にはとても重要な話題といっても過言ではありません。
スマホに保存された写真、連絡先、パスワード、サブスクリプション、メール、インスタグラム、買い物情報、通帳情報などデジタル情報が増えるにつれ、死亡時に困る家族も増える可能性があります。
もしもの時に備えてスマホのデータを整理することで、大切なデータを守り、家族の手間や悲しみを減らすことができます。
パスワード
スマホやオンラインサービスにログインするためのパスワードを共有することは、大切なデジタル情報にアクセスするために必要です。
スマホのパスワードがわかれば、通常のセキュリティ機能によって保護されているほとんどのデータにアクセスできることになります。
例えば、写真、動画、メッセージ、通話履歴、アプリのデータ、メール、カレンダー、連絡先などです。
ただし、パスワードマネージャーや暗号化アプリなどの追加のセキュリティ機能を使用している場合は、アクセスが困難になることがあります。
ファイルや写真
大切な写真やファイルが保存されている場合、それらをどうするかを決める必要があります。
例えば、クラウドにアップロードして家族全員でアクセスできるようにする、または特定の人だけがアクセスできるようにするなどの方法があります。
ソーシャルメディア
Facebook、Twitter、Instagramなどのソーシャルメディアアカウントがある場合、それらをどうするかを決める必要があります。
例えば、アカウントを削除する、あるいはメモリアルアカウントとして残すなどの方法があります。
事前に話し合っておくとスムーズな対応をすることができます。
金融情報
銀行口座やクレジットカードの情報が保存されている場合、それらをどうするかを決める必要があります。
例えば、家族がアクセスできるようにパスワードを共有する、または信頼できる人に管理を任せるなどの方法があります。
これらの情報について、事前に家族と話し合い、適切に管理することで、亡くなった場合でも大切なデジタル情報を守り、家族が困らないようにすることができます。
口座凍結される前に!
スマホ情報を共有する
手紙やメモを用意する
「もしもの時はこの●●を見てね」と、家族に向けて手紙やメモを用意し、重要な情報や指示を書き込んでおく方法があります。
手紙やメモは安全な場所に保管しておくことが大切です。
アナログではありますが、シンプルで分かりやすく一番おすすめの方法です。
家族全員が把握しておくことで、もしもの時にスムーズに対処できます。
デジタルデータを共有する
パスワード管理アプリなどを使って、デジタルデータを家族と共有する方法があります。
これらのアプリは、パスワードを暗号化して保存し、安全に共有することができます。
ただし、共有する情報が個人的なものである場合は、注意が必要です。
また、アプリ自体にもセキュリティ上の問題がある場合があるため、信頼できるものを選ぶ必要があります。
まとめ
最後までお読みいただきありがとうございました。