調理に欠かせないまな板。たくさん種類があるうえに、材質やかたち、サイズ、デザインが豊富で、どれにすべきか悩んでしまいますよね。
そこで、今回はカッティングボードの種類と特徴、それぞれのメリット・デメリットをご紹介します。まな板選びに迷ったときの参考にしてください。
素材によって用途がちがう?
衛生的に長く使いたい
まな板を選ぶポイント
素材
まな板には、木製、プラスチック製、ガラス製、石製など様々な素材があります。
素材によって、使い勝手やメンテナンス方法が異なりますので、自分の使用用途に合った素材を選びましょう。
サイズ
まな板のサイズも、自分が使用するキッチンスペースに合わせて選ぶ必要があります。
大きすぎると場所を取り、小さすぎると使い勝手が悪くなるので、自分がよく使う食材や料理に合わせて選びましょう。
厚み
まな板の厚みも、使用用途に合わせて選びましょう。
厚みがあるほど、割れにくく、しっかりとした下地になります。
一方、薄いまな板は取り扱いがしやすく、収納にも便利です。
防菌処理
食品衛生面を考えると、まな板には防菌処理が施されたものがおすすめです。
一部のまな板は、自然素材であるため、防菌処理が施されていないものがありますので、使用後はしっかりと洗浄・乾燥し、定期的に手入れを行いましょう。
メンテナンス方法
まな板は、素材によってメンテナンス方法が異なります。
木製まな板は、油分を与えたり、定期的に手入れをしたりする必要があります。
プラスチック製まな板は、洗いやすく、メンテナンスが簡単ですが、刃物に傷がつきやすいため、刃物と分けて使うことが必要です。
ガラス製まな板や石製まな板は、硬い素材のため、刃物に傷がつきにくいですが、取り扱いに注意が必要です。
種類別 メリット・デメリット・お手入れ方法
まな板の種類や材質により、機能やポイントが異なります。
デメリット・メリットは以下のとおりです。
木製まな板
メリット
- 使い込むほどに木目が馴染み、使いやすくなる
- ナイフの切れ味が良く、包丁の刃先がすべることがない
- 衝撃を吸収し、包丁の刃先を守ることができる
- 天然素材であり、環境にもやさしい
デメリット
- 表面が凹凸になりやすく、衛生面が気になる
- 水分や油分が染み込みやすい
- 衛生上の問題が生じる可能性がある
- 食洗機で洗えない
お手入れ方法
- 汚れた部分をタワシで木の目に沿って、こすり洗いします。
- 汚れがとれたら洗い流します。
- 柔らかい布で水分を拭き取り、風通しの良い場所で十分に乾かします。
- 木製専用のオイルを塗布して保湿、木の乾燥を防ぎます
木のぬくもりを感じる!
プラスチックまな板
メリット
- 表面が平滑で、衛生的に使いやすい
- 水分や油分が染み込みにくい
- 衝撃に強く、耐久性が高い
- 洗浄しやすい
デメリット
- 包丁の刃先が傷つくことがある
- 擦り傷が付きやすい
- 汚れが残りやすくい
- 熱に弱い
- 熱いものを乗せると変形や変色の原因となる
お手入れ方法
- 洗剤を使ってスポンジやタワシでしっかり洗い流します。
- 柔らかい布で水分を拭き取り、風通しの良い場所で十分に乾かします。
- 定期的に除菌剤で消毒すると良いでしょう。
ガラスまな板
メリット
- 表面が滑らかで、衛生的に使いやすい
- 耐久性が高く、長期間使うことができる
- 加熱に強い(耐熱性)
- 熱々のステーキや魚がまな板の上で切ることができる
- 汚れや、肉や魚などの臭いが付きにくく、洗浄が容易
デメリット
- 切るときの音がうるさい
- ガラスが割れたり欠けたりすることがある
- 滑りやすいため、まな板から食材が落ちたりする
- 滑りやすいため、包丁が滑ったりすることがある
- 重量があるため、持ち運びが不便
お手入れ方法
- 洗剤を使ってしっかり洗い流します。
- 柔らかい布で水分を拭き取り、風通しの良い場所で十分に乾かします。
- ガラス専用の洗剤で汚れを落とす場合があります。
石製まな板
メリット
- 耐熱性と非浸透性が非常に高い
- 飴細工やチョコスイーツなど、お菓子作りにぴったり
- パンのこね台として使える
- 表面が平滑で、切り味が良い
- 冷やしておけば、冷たい食材を切るときにも便利
- 天然素材であり、環境にもやさしい
デメリット
- 重量があるため、持ち運びが不便で
- 収納場所にもスペースを要する
- 包丁を使いすぎると石が削れてしまうことがある
- 石が割れたり欠けたりすることがある
- 重量があるので、取り扱いに注意が必要
お手入れ方法
- 汚れた部分をスポンジや布で洗い流します。
- 柔らかい布で水分を拭き取り、風通しの良い場所で十分に乾かします
- 落とした場合には石や床が傷つくので、落とさないように注意しましょう
手洗い不要!食洗器対応のまな板
食洗器対応のまな板は、食洗器にまな板を入れるだけで、手洗いをする手間や時間が省けます。
高温で洗浄するため、まな板を完全に殺菌できます。
これにより、まな板を衛生的に保ち、食中毒のリスクを減らすことができます。
高温洗浄で清潔!
お皿になるまな板・カッティングボード
お皿になるまな板やカッティングボードとは、まな板として使用するだけでなく、そのままお皿として食卓に出すことができる便利なアイテムです。
お皿になるまな板やカッティングボードには、木製、ガラス製、石製などの種類があります。
木製プレート
木製のものは、天然素材であるため、自然な風合いがあり、食卓にもよく合います。
木目の表情豊かで美し風合いは、使い込むほどに馴染み、味わい深い仕上がりになります。
ただし、水気を含むと傷みやすいので、使用後はしっかり乾かし、定期的な手入れが必要です。
ガラス製プレート
ガラス製プレートは、透明で食材が見やすく、切り口の美しさを引き立てます。
また衛生的で洗いやすく、水分を含まないので、雑菌やカビの繁殖を防ぎます。
ただし、硬い素材のため、音が鳴りやすいことが欠点です。
石製プレート
石製プレートは、非常に耐久性・耐熱性があり、熱々のお肉や魚などをのせるのにオススメです。
石の表情豊かで美し風合いは、使い込むほどに味わいが増します。
サッと収納!まな板スタンド
まな板スタンドを使えば、まな板をすっきりと収納し、衛生的に保つことができます。
スペースをとらない、吊り下まな板スタンドが人気です。
包丁・ナイフ・箸・フォーク・スプーン・オタマなどが収納できる万能カトラリーケースも人気です。
まとめ
最後までお読みいただきありがとうございました。