【質屋】について正しい使い方を知ろう「質預かり」と「買取」の違いとは?

LIFE

当たり前のことですが、財布の中身がピンチのとき、誰でも少しでも手持ちのお金を増やしたいと思いますよね。

そんなとき、頼りになるのが「質屋」です。

質屋では、お金が必要なときに持ち込んだ品物を担保に現金を貸してもらえます。

しかし、質屋の使い方には「質預かり」と「買取」があり、それぞれにメリットや注意点があります。

この記事では、質預かりと買取の違いを解説し、正しい使い方を知ってお金のピンチを切り抜けましょう。

あおちゃん
あおちゃん

今月お金がピンチ!

きいちゃん
きいちゃん

大切な物は売りたくない!

こんなお悩みありませんか
  • お金がピンチ
  • 質預かりと買取の違いが分からない
  • 質屋に品物を預ける際に、注意すべきポイントを知りたい
  • 質屋で何をすればいいか迷っている
  • 質屋を利用したいけど、どちらが得か分からない
  • 質屋でトラブルに遭遇したくない
この記事は以下のような人におすすめ
  • 質屋での預かりや買取に興味がある人
  • 質屋を利用する前に、正しい使い方を知りたい人
  • 質屋の利用方法をマスターして、スムーズな取引をしたい
  • 質屋の預かりと買取の違いを知りたい
  • 利用する上での注意点を学びたい
この記事で分かること
  • 質屋に関する基本知識
  • 質入れと買取の違い
  • 質入れと買取のメリットやデメリット
  • 質屋で品物を預ける際に、注意すべきポイント

質屋のはじまり・用途

質屋のはじまり

質屋の歴史は古く、鎌倉時代に始まったとされています。

当時の日本では、物々交換が主流であり、現金による商取引はまだ一般的ではありませんでした。

そのため商人たちは金や銀、貴重な品物を預かっていた者に、必要に応じて現金を借りるという方法をとっていました。

これが後の質屋の原型となり、次第に質屋は個人間での取引から、専門の商業施設として発展していきました。

現代においても質入れによる融資は、急な出費が必要な時、信用がないため銀行から融資を受けられない人々にとって、頼もしい資金調達手段のひとつとなっています。

質屋とは

質屋とは、お客様から預かった品物を担保に、その品物の価値と同等の金額を貸し付ける事業者です。

預かった品物については、査定員が査定し、適切な金額を提示します。

もし期限内にお客様が貸し付け金額と利子を返済した場合は、品物が返却されます。

しかし、返済ができない場合は、その品物を買い取ることもあります。

質屋の営業には、公安委員会の許可を得る必要があります。

質屋の使い方

一般的に、質屋は「買取」と「質入れ・質預かり」を主な業務として行っているお店が多いです。

  1. 買取
    買取とは、お客様から商品を買い取り、質屋が適正な価格で再販することで利益を得るサービスのことです。商品の状態や需要・供給状況によって買取価格が決まります。
  2. 質入れ(質預かり)
    質入れとは、質屋に貴重品や高価な品物を預け、それを担保に現金を融通することができるサービスのことです。この場合、預けた品物は一定期間質屋が預かり、返済期限までに元金と利子を返済することで、品物を引き取ることができます。

質屋の買取とは

質屋の買取とは

質屋の買取とは、お客様が持ち込んだ品物を直接購入するサービスのことです。

質入れ(質預かり)とは異なり、品物を担保に現金を借りるわけではなく、直接買い取ってもらうことができます。

買取された品物は、質屋が再販することで利益を得ます。

質屋で買取できるもの

質屋で買取できるものは、宝飾品やブランド品、時計、金券、金・プラチナなど高価な品物が中心です。ただし、店舗によって扱える品物が異なるため、事前に確認が必要です。

質屋の買取のメリット・デメリット

【メリット】

  • 即現金化が可能
  • 不用品を手軽に売却できる
  • 急な出費や借金の返済に役立つ
  • 希少価値のあるプレミア品は買取価格が高くなる
  • 買取価格の交渉ができることがある

【デメリット】

  • 買取価格が他の方法に比べて低い場合がある
  • 買取できる品物に制限がある
  • 状態が悪い、市場価値が低いなどの理由で買取を断られることがある
  • 買取価格が公正であるかの保証がない
質屋によっては、買取価格が公正であるかの保証がない場合があります。そのため、複数の質屋で比較検討することが大切です。

質入れとは

質入れとは

質屋などで品物を預け、現金を借りることができるシステムのことを指します。

預けた品物は、担保として質屋が保管し、返済期限までに元金と利子を支払うことで、品物を返却してもらうことができます。

元金と利子の支払いが遅れた場合には、月当賃料を支払うことで期限の延長ができますが、期限までに支払いができない場合には「質流」と呼ばれる品物の権利が質屋に移行し、品物を手元に戻すことができなくなります。

質屋で預けられるもの

質屋では、金やプラチナ、ダイヤモンド、宝石、ブランド品、時計、毛皮、電化製品、楽器、美術品、絵画、仏像、切手、古銭、記念コイン、カメラなど、高級品や貴重品を中心に預かっています。ただし、品物の状態や需要によっては、預かりを断られる場合があります。

ロレックスなどの高級ブランド腕時計は市場でのニーズが高く、質入れにおすすめです。

質入れのメリット・デメリット

【メリット】

  • 手続きが簡単で、すぐに現金を手に入れることができる
  • 品物を手放さずに済む
  • 保証人不要
  • 返済期限内に返済すれば、品物を取り戻すことができる
  • 返済できない場合でも、信用情報に傷がつかない

【デメリット】

  • 預かり期間が3カ月と短い
  • 長期的な資金調達には向いていない
  • 預かり期間内に返済できないと品物が質屋の所有物となる
  • 返済期限を延長する際には利息がかかるため、コストがかかる

質入れは利息がかかる!

買取ではなく「質入れ」がおすすめの人

買取と質入れは、それぞれメリットやデメリットがあり、どちらがおすすめという決まりはありません。ただし、以下のような人には質入れがおすすめです。

ゆき
ゆき

あとで返してほしい!

  • 現金が必要だが、手元の品物を手放したくない
  • 急に出費があるが、売る商品がない
  • 短期事業資金を借りたい
  • 返せる見込みがあるので投資資金の調達をしたい
  • 3か月以内に元金を返済できる見込みがある
  • 買取よりも質入れの方が得な場合がある人
  • 高価な商品を家の中に置いておけない

ただし、質入れは元金に利息がかかりますので、返済期限内に元金と利息を返済できない場合は追加の負担が生じます。そのため、必ず自分に見合った返済計画を立て、期限内に返済できる見込みがある場合にのみ質入れを利用するようにしましょう。

質入れの注意事項

  1. 預ける品物の状態を事前に確認する
  2. 預けた品物には利息がかかる
  3. 返済期限には注意が必要(忘れずに覚えておく!)
  4. 支払い期限を守らないと商品が没収(質流れ)となる
  5. 質屋の規定や利息、手数料については事前に確認
  6. 預けた品物を取り戻す際には、証明書や預り証など必要書類を持参する

まとめ

この記事のまとめ

「質屋」には、「質預かり」と「買取」の2つの使い方があります。質預かりは、高価な品物を担保に現金を借り入れるサービスであり、返済期限内に元金と利子を支払うことで品物を返却することができます。買取は、お客様から商品を買い取るサービスであり、適正な価格で再販することで利益を得ます。質預かりは急な資金調達に便利で、買取は手軽に不要な品物を現金化できます。それぞれの使い方を理解し、適切に利用しましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。

タイトルとURLをコピーしました