GWには、日本全国で多くの人が旅行やイベントを楽しむ時期ですが、今回ご紹介するのは「こうなん藤まつり」で有名な、春の絶景スポット「曼陀羅寺公園」です。
公園内には、色鮮やかな藤の花々が咲き誇り、季節を感じさせる美しい景観が広がっています。
この記事では、曼陀羅寺公園の魅力やこうなん藤まつりの情報を詳しくご紹介します。GWにお出かけの計画がある方は、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
曼陀羅寺公園、読み方気になる
紫の藤は高貴なお花
曼陀羅寺公園(まんだらじこうえん)の概要
曼陀羅寺(まんだらじ)というお寺の敷地の一部を公園として市に提供。
曼陀羅寺公園「藤まつり」の会場となります。
曼陀羅寺(まんだらじ)とは
愛知県江南市前飛保町寺町にある西山浄土宗の寺院、曼陀羅寺(まんだらじ)は、1329年に後醍醐天皇の命により創建されたといわれています。
阿弥陀三尊を本尊としていることで知られています。
また、曼陀羅寺は藤の名所としても有名であり、春には美しい藤の花が咲き誇ります。
国の重要文化財である、正堂(本堂)は1632年(寛永9年)に建立。
塔頭(たっちゅう)は以下の8か院があります。
- 本誓院
- 世尊院
- 修造院
- 光明院
- 常照院
- 寛立院
- 慈光院
- 霊鷲院
4月中旬から5月下旬「藤まつり」開催
毎年、4月中旬から5月下旬ころ、藤をはじめとする多彩で美しい花々を楽しむことができる人気の公園です。また同時期に「江南藤まつり」イベントが開催され花見客で賑わいます。
公園では、紫・紅・白などの色鮮やかで多様な形態の藤を鑑賞することができます。
公園内には、早咲き~遅咲きの11種約60本の藤が植えられ、「曼陀羅寺の藤」としてとても有名です。
織田・豊臣・徳川の宝物を所蔵
曼陀羅寺では、織田・豊臣・徳川の下賜品や、その他多くの貴重な宝物を公開している博物館があります。
特に、春の藤まつりの時期には一般公開され、多くの人々が訪れます。
曼陀羅寺公園のアクセス・駐車場
愛知県江南市前飛保町寺町202
電車でのアクセス
名鉄犬山線「江南」駅から名鉄バス江南団地行に乗り換え「曼陀羅寺」下車。
徒歩約2分
車でのアクセス
東海北陸自動車道「一宮木曽川IC」より約30分
名神高速道路「小牧IC」より約30分
無料駐車場:なし
有料駐車場:約150台(観光協会指定駐車場3時間500円)
江南の藤祭りの駐車場・料金は?
曼陀羅寺には無料の駐車場はありません。
藤まつりの時期は、江南市環境協会が指定した臨時駐車場を使用することになります。
江南市観光協会の【曼陀羅寺公園案内図、駐車場案内】では、料金は一律3時間で500円でしたが、
実際に行ってみると最低300円で駐車することができました(しかも会場目の前)。
最高金額だと1,000円の駐車場もありますので事前に案内係に聞くことが大切です。
また藤祭りの期間中は人通りも多いため、運転には充分に気をつけて、ゆとりを持ってお出かすることをおすすめします。
江南の藤祭りの開催期間と時間帯
開催期間
2023年(令和5年)4月21日(金)から5月5日(金)まで
藤祭りの日程は、藤の開花時期に合わせて決定されます。
藤の開花時期は気象条件や気候変動によって年々異なりますので、藤祭りの日程もその都度変更されます。
開催時間帯
午前9時 から 午後5時 まで
藤まつりのお問い合わせ
お問い合わせTEL:0587-54-1111(江南市観光協会事務局)
屋台や出店はある?
江南藤まつりは、2022年にコロナ禍の影響で大幅に縮小され、屋台出店も中止になってしまいましたが、今年の2023年は復活!屋台出店が再開されることになりました。
来場者は、美しい藤の花を愛でるだけでなく、屋台グルメを楽しむこともできるでしょう。
ただし、感染症対策として様々な制限があるかもしれないので、注意が必要です。
曼陀羅寺公園の見どころ・楽しみ方
全長約80mに及ぶ「長藤通り」
こうなん藤まつりの中でも、特に見どころの一つは全長約80mに及ぶ「長藤通り」です。この通りは、江南藤まつりの顔とも呼ばれるエリアで、多くの人々が訪れる人気スポットとなっています。
この通りには、九尺藤や六尺藤が咲き誇り、通りを歩く人々を美しい藤のトンネルで迎えてくれます。
さらに、夜にはライトアップがされ、藤の花が幻想的な空間を作り出します。
夜になると、照明に照らされた藤の花が、まるで星のように輝いて、幻想的な雰囲気を演出します。長藤通りは、昼も夜も魅力的なスポットとなっています。
上品で甘い香り
藤の花には、独特の上品で甘い香りがあります。
その香りは、多くの人々を惹きつける魅力の一つとも言えます。
藤の香りは、春の訪れとともに感じられ、季節を感じる上でも大変重要なものとなっています。藤の花が咲く季節には、多くの人々が藤の香りを楽しむために、藤の名所を訪れることもあります。
また、藤の香りは、リラックス効果があるとも言われており、その香りを嗅ぐことで、心身ともに癒されることもあるようです。
イベント時は、屋台の美味しそうな匂いも、風に運ばれてきます(笑)
白い藤
こうなん藤まつりでは、紫色の藤だけでなく、白い藤も楽しむことができます。
白い藤は、紫色とはまた違った優雅で清楚な美しさがあります。
白い藤が垂れ下がり、青空と調和する様子は、とても幻想的でロマンチックです。
春の陽気が心地よく感じられる中、美しい白い藤を見ることで、心が癒され、穏やかな気持ちになることができるでしょう。
藤のグラデーション
藤のグラデーションは、花の開花時期によって様々な色合いを楽しめるのが魅力的です。
最初に咲く花は淡い色合いで、徐々に濃い色になっていきます。そして、一番色濃く咲く時期を迎えた後は、徐々に淡い色合いに戻っていくのです。
このように、藤の花は儚く、グラデーションを楽しむことができます。
また、一株の藤の花でも、花の色や大きさによってグラデーションが現れるため、見ているだけで飽きることがありません。
藤の花の美しさは、そのグラデーションにもあると言えます。
屋台・出店・おみやげ屋
境内には、お祭りなれではの屋台や出店もあります。
串カツ、どて煮、焼きそば、おでん、ビール、田楽など、品数豊富な美味しい食べ物を楽しむことができます。
また、お祭り限定のグッズや射的場、地元の特産品、そして美味しいお土産もたくさん販売されており、お土産屋さんでのお買い物も楽しめます。
そして、美しい藤の花を観ながら、屋台での食事やお土産屋さんでのお買い物など、様々な楽しみを一度に体験することができます。
お土産には名物「まんだらもち」
写真左:生よもぎ餅 写真右:まんだらもち
「まんだらもち」は、和菓子屋「御菓子司 柏屋」さんで販売している餅菓子です。
歴史もある老舗和菓子店で、昔ながらの製法で作られています。
この和菓子は、お餅生地の上にたっぷりときな粉がかかっています。
口に入れると、きめ細やかな口当たりで、ぷるぷるした食感が評判です。
シンプルながら上品さを持ち合わせているため、目上の方にもおすすめできます。
江南市の「御菓子司 柏屋」で購入できますが、売り切れになることもしばしば。
全国的にも高い評価を得ている和菓子「まんだらもち」をぜひ味わってみてください。
江南市のお土産におすすめ!
ボタンやシャクナゲの共演
写真左:石南(シャクナゲ) 写真右:牡丹(ボタン)
園内には、藤と同じ時期に見頃を迎えるボタン、シャクナゲ、ツツジなどの花もたくさんあります。
これらの花が、藤と一緒に見ると、まさに絶景となります。
色とりどりの花々が咲き誇り、春の陽気が心地よい季節に、美しい景色を堪能できます。
また、藤やボタン、シャクナゲ、ツツジなどの花は、それぞれが持つ独特の色彩や形状も楽しめます。
こうなん藤まつりは、多くの美しい花々を一度に楽しめる、春の風物詩として人気があります。
こうなん藤まつり特設ステージ
こうなん藤まつり期間中には、公園内に「こうなん藤まつり特設ステージ」が設置され、多彩なイベントが開催されます。
例えば、演奏会やコンサートでは、伝統的な和楽器演奏や合唱団の演奏など、多彩な音楽を楽しむことができます。
また、ダンスイベントでは、地元のダンサーや有名なダンスチームなどが踊る様子を見ることができます。
ライトアップ
夜には18:30から21:00にかけてライトアップが行われ、妖艶な紫色の藤が夜空に柔らかに浮かび上がります。
紫色のグラデーションに染まった景色は、まるで異世界にスリップのような感覚を与えてくれます。
藤の花々が咲き誇る中で、幻想的なひとときを体験してみてはいかがでしょうか?
幻想的な空間を味わえる!
まとめ
最後までお読みいただきありがとうございました。