【ChatGPT】回答の途中で動かない？一般的なエラーメッセージと原因と対策方法

ChatGPTは自然言語処理モデルであり、多くの人々によって活用されています。

しかし、時にはChatGPTが動かないことがあり、エラーメッセージが表示されることがあります。

この記事では、ChatGPTが表示する一般的なエラーメッセージについて、その原因と対策方法について紹介します。

文字制限？回答の途中でChatGPTが動かなくなる理由

ChatGPTで一度に入力できる文字数の制限はありません。

しかし、ChatGPTが一度に回答できる文字数には制限があります。

制限する理由には、APIを利用するユーザーが過度に負荷をかけてしまうことを防止するための意図があります。

一般的に、APIの呼び出しにおいては1回のリクエストで送信できるテキストの長さに制限があるため、それ以上の長さのテキストを送信するとエラーが発生することがあります。

ChatGPTは一度に処理できる入力のサイズや、一定時間内にアクセスできる回数などの制限が設けられています。

OpenAIのGPT-3言語モデルを利用するためのAPIには、以下のような制限が設けられています。

• 一度に処理できる入力のサイズ
  最大2048トークンまで（一部のAPIでは、1024トークンまで）。
• 一定時間内にアクセスできる回数
  時間あたりのアクセス回数はAPIプランによって異なります。
  無料プランの場合、最大1000回/月までとなっています。
• APIリクエストのサイズ
  最大16MBまで。
• APIリクエストの応答時間
  応答時間はAPIプランによって異なりますが、一般的に数秒から数十秒程度かかることがあります。

ただし、これらの制限は変更される可能性があるため、正確な数値を保証するものではありません。また、APIの種類やプランによって制限が異なることもあります。利用するAPIのドキュメントを確認することで、より正確な情報を得ることができます。

一般的には、簡潔で明確な質問やメッセージが望ましいとされています。

回答中に文章が途中で切れた場合の対処方法

回答中に文章が途中で切れる場合があるかもしれません。その場合、

「切れたところの文章を「●●●」で回答が切れました。続きの回答を書き出して」

と入力すれば、続きから回答してくれます。

「Regenerate response」を押してしまうと、回答を一から生成し直してしまうので要注意です。

ChatGPTは使いすぎると一定時間使用不可になる

OpenAIは使用回数や負荷によって制限を設けており、一定時間使用不可になることがあります。そのため、連続して使用する場合は、適度な休憩を取ることが必要です。

Network Error（ネットワークエラー）

エラーメッセージ：network error

• 原因
  通信中に何らかのエラーが発生したことを示しています。
• 対策
  再度更新して試してみてください【Ctrl+R】。質問・回答内容がクリアになるので、あらかじめコピーして帳に保存しておくとよいでしょう。
  何度更新してもエラーになる場合は、ネットワーク接続の確認・ブラウザの再起動・キャッシュやクッキーの削除・セキュリティソフトの一時的な無効化をお試しください。

Something went wrong（予期せぬエラー）

エラーメッセージ：Something went wrong. If this issue persists please contact us through our help center at help.openai.com.

• 原因
  ChatGPTが何らかの理由で予期せぬエラーに遭遇したことを示しています。
  また、返答から長時間たった場合に起こるエラーです。
• 対策
  もう一度更新して試しましょう。左側に履歴が残っているので、回答が消えることはありません。続きからやりとりできます。
  もしこの問題が継続する場合は、OpenAIのヘルプセンター(help.openai.com)に問い合わせてください。OpenAIのサポートチームがあなたの問題を解決するのを手伝ってくれます。

Failed to get service status（サービスが停止エラー）

エラーメッセージ：Failed to get service status

• 原因
  何が原因であるか特定することはできません。しかし、エラーメッセージから、おそらく何らかのサービスが利用できないことが示唆されています。
• 対策方法
  サービスが停止している可能性があります。再起動することをお勧めします。

API connection error（API接続エラー）

エラーメッセージ：API connection error

• 原因
  APIに接続できない場合に発生します。サーバーがダウンしている、APIキーが正しくない、ネットワーク接続に問題があるなどが考えられます。
• 対策方法
  APIの設定を確認し、接続情報を正しく設定します。また、ネットワーク接続に問題がある場合は、ネットワークのトラブルシューティングを行います。

Out of memory error（メモリ不足エラー）

エラーメッセージ：Out of memory error

• 原因
  システムのメモリ不足により、アプリケーションや処理が動作しなくなる場合に発生します。
• 対策方法
  システムのメモリを増設する、使用していないアプリケーションを終了する、メモリを消費する処理を削除するなどの対策を行います。

Insufficient training data error（訓練データ不足エラー）

エラーメッセージ：Insufficient training data error

• 原因
  機械学習モデルに対して、不十分な量または品質の訓練データが提供された場合に発生します。
• 対策方法
  訓練データの量を増やす、より多様なデータを使用する、データの品質を向上させるなどの対策を行います。

Syntax error（構文エラー）

エラーメッセージ：Syntax error

• 原因
  プログラムの構文が正しくない場合に発生します。文法の誤り、タイポ、括弧の不一致などが考えられます。
• 対策方法
  エラーメッセージを確認し、該当箇所を修正します。プログラムの構文をよく理解し、より正確なコーディングを心がけます。

Installation error（インストールエラー）

エラーメッセージ：Installation error

• 原因
  ソフトウェアのインストール中に問題が発生した場合に発生します。パッケージのダウンロードに失敗した、依存関係が解決できない、OSに必要なライブラリがインストールされていないなどが考えられます。
• 対策方法
  エラーメッセージを確認し、該当する原因を解消するために必要な手順を踏んで再度インストールを試みる必要があります。具体的な対処方法はエラーメッセージによって異なりますが、依存関係の解決や必要なライブラリのインストール、ダウンロード先の変更などが考えられます。また、環境構築には仮想環境を使用することをおすすめします。

MemoryError

エラーメッセージ：MemoryError

• 原因
  メモリ不足によるもので、ChatGPTが使用しているメモリ量が多すぎる場合に発生することがあります。
• 対策方法
  より多くのメモリを使用可能にすること、またはより小さいモデルを使用することが必要です。また、バッチサイズを小さくすることで、メモリ使用量を減らすことができます。

NameError（名前エラー）

エラーメッセージ：NameError: name ‘xxxxx’ is not defined

• 原因
  変数名や関数名が定義されていない場合や、スコープ外の変数を参照しようとした場合に発生します。
• 対策方法
  変数名や関数名を適切に定義し、必要なスコープ内で参照する必要があります。また、外部モジュールの関数や変数を使用する場合は、importステートメントを使用してモジュールをインポートする必要があります。

IndentationError（インデントエラー）

エラーメッセージ：IndentationError: expected an indented block

• 原因
  コードブロックがインデントされていない場合、またはインデントの量が一貫していない場合に発生します。
• 対策方法
  コードブロックを正しくインデントする必要があります。Pythonでは、4スペースのインデントが推奨されています。また、タブとスペースを混在させることは避ける必要があります。

IndexError（インデックスエラー）

エラーメッセージ：IndexError: list index out of range

• 原因
  存在しないインデックスにアクセスしようとした場合に発生します。
• 対策方法
  インデックスが存在する範囲内でアクセスする必要があります。リストの長さを確認し、存在するインデックスを指定する必要があります。また、範囲外のインデックスにアクセスしないように、条件分岐を使用してインデックスの範囲をチェックする必要があります。

ModuleNotFoundError（モジュールインストールエラー）

エラーメッセージ：ModuleNotFoundError: No module named ‘xxxxx’

• 原因
  必要なPythonモジュールがインストールされていない場合に発生することがあります。
• 対策方法
  必要なモジュールをインストールすることが必要です。たとえば、pipを使用してインストールすることができます。

AttributeError（属性エラー）

エラーメッセージ：AttributeError: ‘xxxx’ object has no attribute ‘yyyy’

• 原因
  オブジェクトが存在しない属性を呼び出す場合に発生することがあります。
• 対策方法
  存在しない属性を呼び出す前に、オブジェクトに属性が存在するかどうかを確認することが必要です。

SyntaxError（構文エラー）

エラーメッセージ：SyntaxError: invalid syntax

• 原因
  構文エラーが見つかった場合に発生します。
• 対策方法
  構文エラーを修正する必要があります。

TypeError（型エラー）

エラーメッセージ：TypeError: ‘xxxx’ object is not callable

• 原因
  関数がオブジェクトである場合に発生することがあります。
• 対策方法
  オブジェクトを関数に変換する必要があります。

ValueError（数値エラー）

エラーメッセージ：ValueError: invalid literal for int() with base 10: ‘xxxx’

• 原因
  変換できない値が使用された場合に発生することがあります。
• 対策方法
  変換可能な値を使用するか、適切なエラーメッセージを表示する必要があります。

KeyError（キーエラー）

エラーメッセージ：KeyError: ‘xxxx’

• 原因
  存在しないキーを呼び出した場合に発生することがあります。
• 対策方法
  存在するキーを使用するか、適切なエラーメッセージを表示する必要があります。

ImportError（インポートエラー）

エラーメッセージ：ImportError: No module named ‘xxxxx’

• 原因
  必要なPythonモジュールがインストールされていない場合や、モジュールが正しくインストールされていない場合、モジュールのパスが正しくない場合に発生することがあります。
• 対策方法
  必要なモジュールをインストールすることが必要です。

An error occurred（リクエスト処理中に問題発生）

エラーメッセージ：An error occurred

• エラーメッセージ全文
  An error occurred. Either the engine you requested does not exist or there was another issue processing your request. If this issue persists please contact us through our help center at help.openai.com.
• 原因
  エンジンが存在しないか、要求の処理中に別の問題が発生しました。ChatGPTが動作しているOpenAIのサーバー上で何らかのエラーが発生したため、要求されたエンジンが存在しないか、または別の問題が発生している可能性があります。
• 対策方法
  エラーが一時的なものである可能性があるため、しばらく待ってから再度試すことをお勧めします。それでも問題が解決しない場合は、OpenAIのヘルプセンター（help.openai.com）に問い合わせて、サポートを受けることができます。

まとめ