単利と複利の違い・72の法則とは?知って得する「資産運用」のポイント

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今回の記事は単利と複利の違い、72の法則について解説します。
これらは金融の基本であり、かしこく資産運用するための重要なポイントです。


あおちゃん
あおちゃん

72の法則って?

きいちゃん
きいちゃん

上手に資産運用したい

こんなお悩みありませんか
  • 単利と複利の違いがわからない
  • 資産運用のやり方がわからない
  • 銀行預金の利子が少ない
  • 銀行預金だけでは将来が不安
この記事は以下のような人におすすめ
  • 投資にすこし興味がある
  • 資産運用を考えている
  • 単利と複利の違いを知りたい
  • リスクを避けて投資したい
この記事で分かること
  • 資産運用のポイント
  • 複利と単利の違い
  • 72の法則とは

資産運用のポイント

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資産運用シミュレーション - 金融庁
毎月の積立金額・想定利回り・積立期間を決め、積立終了の運用金額を計算できます。
資産運用シミュレーション : 金融庁
NISA(少額投資非課税制度)のしくみや投資について基本から解説します。今後どのように資産を運用していけばいいか、自分ではなかなかわからないもの。シミュレーションをもとに、自分にとって最適な資産運用法を考えましょう。

スクリーニング機能を使う

ネット証券のスクリーニング機能を使ってみましょう。

「利回り3%で10万円以内の株を探したい!」など希望の条件に合う銘柄を抽出できます。

スクリーニング機能とは

スクリーニングと「審査」「選考」「ふるい分け」といった意味で用いられ、条件に合うものを選び出すことを意味します。たくさんの銘柄から 、様々な条件で銘柄を抽出できる「スクリーニングツール」は投資で儲けるためのサポートツールです。

長期投資・分散投資でリスクをおさえて運用

長期投資

短期間で売買をするのではなく、長期にわたり運用して利益を出す投資方法。

一般的に数年~数十年単位でコツコツと投資を行います。

投資期間が長くなるにしたがって、利益の振れ幅が小さくなり安定した収益が期待できます。

将来性のある株を選ぶことができれば大きな利益を出すことが可能です。

分散投資

資産運用には、株式投資、預貯金、債券、リート(不動産投資信託)など様々な商品があります。

異なる値動きをする複数の商品を組み合わせ、運用することを、分散投資といいます。

投資先を分けて運用することで、一つに損失が出ても他の利益でカバーすることができます。

分散投資により、リスクを抑えた投資を行うことができます。

景気と金利をチェック

好景気(消費拡大)→金利・利回り上昇
不景気(消費抑制)→金利・利回り低下

好景気のとき

好景気のときは、消費者の購買意欲が増してモノが売れます。

モノがたくさん売れると、企業はものを多く生産します。

そしてもっと売れるよう設備に投資をするので資金需要が高まります。

「お金を貸したい人=供給」より、「お金を借りたい人=需要」が増えるわけです。

お金を借りたい人が増えるとお金の価値は高まり、金利(借りたお金の使用料)は上昇します。

金利(%):お金を借りた人が支払う「お金の使用料」。元金に上乗せして支払う
資金需要:企業が必要としている資金のこと(運転資金・設備資金など)

不景気のとき

不景気のときは、消費者の購買意欲が減ります。

消費者の購買意欲が減れば、企業は生産や設備投資を控えます。

資金需要が低下し、金利は下がります。

変動金利と固定金利

景気が回復しているときは、金利の上昇を狙って「変動金利」を、景気が悪いときは、金利が変わらない「固定金利」を活用しましょう。景気の波などは情報サイトや新聞などでチェックできます!
景気上昇=変動金利(金利上昇を狙う)
景気下降=固定金利(金利確保を狙う)

それぞれの金利タイプの特徴を理解しよう

単利と複利の違い

投資の利息は、単利と複利の2つの計算方法があります。

単利

最初に預けた「元金」に対してのみつける利息のことです。

投資で出た利益は毎回受け取ります。毎回受け取る利益は、一定です(元本×利回り)。

例:元本100万円、利率10%で3年間【複利運用】した場合
1年目 100万円×10%=利益10万円
2年目 100万円×10%=利益10万円
3年目 100万円×10%=利益10万円
毎年、利益が増えていきます。3年後の利益合計は30万円です。

複利

運用中に増えた利息を元本に加え、その合算額(利息+元本)を元金として新たな利息を計算していく方法です。

利子を元本に組み入れるので、利子にもまた利子がつく雪だるま方式です。

複利商品は、「1ヶ月複利」「6ヵ月複利」「1年複利」の3つに分かれます。

1ヶ月複利:1ヶ月ごとに1ヶ月分の利子が元本に組み入れ
6ヵ月複利:6ヵ月ごとに6ヵ月分の利子が元本に組み入れ
1年複利:1年ごとに1年分の利子が元本に組み入れ


元本が毎月大きくなる「1ヶ月複利」だと、お金を増やすスピードが速まります。

例:元本100万円、利率10%で10年間【複利運用】した場合
1年目 100万円×10%=利益10万円
2年目 110万円×10%=利益11万円 
3年目 121万円×10%=利益12.1万円 
毎年、利益が増えていきます。3年後の利益合計は33.1万円です。

ゆき
ゆき

複利は「雪だるま式」に資産が増えていくのね!

72の法則

72の法則とは、複利運用で投資額が2倍になるまでに何年かかるか計算する方式のことです。

元本が2倍になるまでの年数=72÷金利(%)

72の法則で使用する金利は複利運用です。

【例】
100万円を4%の預金で運用すると200万円まで約18年(=72÷4)

100万円を10%の預金で運用すると200万円まで約7年(=72÷10)

運用のコツ

一つの商品だけにこだわらず、様々な利点を持つ商品を組み合わせてリスクヘッジしましょう。また景気・金利の動きや情報をこまめにチェックして賢く資産運用しましょう。

まとめ

この記事のまとめ

リスクをおさえた運用は「長期投資」「分散投資」。
単利は、元本に対してのみ利息がつく。
複利は、元本に利息を組み入れて利息にも利息がつく。
72の法則は、お金が2倍になる期間がわかる計算式。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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