たこ焼きといえば、小麦粉が使われることが一般的ですが、実は米粉でも美味しく作ることができます。
米粉の特徴や使い方について基礎知識を学び、もちもちとした食感が楽しめる絶品たこ焼きを作ってみませんか?
この記事では、米粉を使ったたこ焼きの作り方やアレンジレシピをご紹介します。
ぜひ、自宅で手軽に作れるおいしいたこ焼きを堪能してみてください。
もちもちたこ焼きってどうやって作るの?
小麦粉→もち米にしてみて!
米粉とは
米粉とは、米を挽いて粉末状にしたものです。
米粉には、主に白米や玄米を使って作られるものがあります。
米の品種や製法によって、味や風味が異なるため、地域や料理によって米粉の種類の種類は異なります。
米粉を使った料理は、お団子・春雨・ビーフンなどが有名ですが、ほかにも餅やうどん、春巻き皮など小麦粉の代替品として使用されることがあります。
また、グルテンフリーの食品を作るためにも、米粉が使われることがあります。
米粉と小麦粉の違い
一覧表
100gあたりの違い | 米粉 | 小麦粉 |
グルテン | 含まれない | 含まれる |
カロリー(kcal) | 362 kcal | 368 kcal (100gあたり) |
脂質 | 0.9 g | 1.7 g |
ナトリウム | 2 mg | 2 mg |
膨張性 | 膨らみにくい | 膨らみやすい |
カリウム | 89 mg | 120 mg |
炭水化物 | 79 g | 76 g |
タンパク質 | 6 g | 8 g |
カルシウム | 5 mg | 23 mg |
鉄 | 0.8 mg | 0.6 mg |
ビタミンB6 | 0.1 mg | 0 mg |
マグネシウム | 23 mg | 12 mg |
食感 | もちもち食感 ずっしり感 | ふんわり食感 サクサク食感 |
一般的な用途 | 和菓子・お好み焼き・たこ焼き | パン・ピザ・パスタ |
米粉を使ったパンやピザ、ケーキもあるね!
米粉とパン粉、どっちがふくらむ?
小麦粉が膨らむ!理由はグルテン膜が炭素ガスを包みこむから
小麦粉中のグルテンが、水分と混ざることで発生する弾力性や粘りを利用して、イースト菌が生産する二酸化炭素ガスを捕らえ、パン生地を膨らませることができます。グルテンが形成する風船のような構造が、この膨らみを可能にしていると言えます。
米粉はグルテンが入っていないからふくらみにくい
米粉にはグルテンが含まれていないため、膨張性が低く、発酵作用が弱いです。
米粉パンの場合はグルテンの代わりに米粉のデンプン質を利用して膨らみを作り出します。米粉のデンプン質は水と反応して粘りを生み出すため、比較的多めの水を使ってパン生地を作ることが一般的です。
米粉パンは小麦粉パンと比べると膨らみが少なく、しっとりとした食感が特徴的です。
ふくらむ!パン専用の米粉「ミズホチカラ」
小麦不使用・無添加・九州産ミズホチカラ100%(熊本製粉)
米粉にも種類によっては発酵しやすいものや、膨らみやすいものがあります。
ミズホチカラは、九州沖縄農業センターで生まれたお米で、製パン用に特殊粉砕した米粉です。
九州産うるち米を100%使用しています。
米粉のメリット
グルテンフリー
米粉にはグルテンが含まれていません。
グルテンに敏感な人々に問題を引き起こす可能性があります。
グルテンを含まない米粉は、これらの人々にとって適した代替品です。
低アレルゲン性
米粉は、小麦粉に比べてアレルギー反応を引き起こす可能性が低いため、アレルギーを持つ人々にとっても適しています。
栄養価が高い
米粉には、小麦粉に比べて多くの栄養素が含まれています。
たとえば、ビタミンB群、ミネラル、食物繊維、抗酸化物質などが含まれています。
食感が違う
米粉は小麦粉に比べて、もちもちとした食感があります。
そのため、米粉を使って作る食品は、小麦粉を使ったものとは異なる独特の食感を楽しむことができます。
アジアの伝統食品に適している
アジアでは、米粉を使った様々な伝統的な食品があります。
たとえば、餅、うどん、そば、ライスペーパー、春巻き皮などです。
そのため、アジアの料理に取り入れる場合には、米粉が適しています。
もちもちを楽しむ!米粉たこ焼きレシピ
日本の屋台料理で人気のあるたこ焼き。
今回は、米粉を使ってもちもちとした食感を楽しめるたこ焼きのレシピをご紹介します。
もちもち大好き!
2〜3人前
材料
生地
- 米粉 200g
- 卵 2個
- だし汁 600ml
具材
- 紅しょうが 少量
- 青ネギ 少量
- 天かす 適量
- タコ 適量
トッピング
- しょうゆ or ソース
- 青のり
- かつお節
- マヨネーズ
作り方
- タコを小さめに切っておく。
- ボウルに米粉、卵、だし汁を入れて混ぜ合わせる。
- 紅しょうが、青ネギ、天かす、タコを生地に加え、よく混ぜ合わせる。
- タコ焼き器に生地を流し入れる
- 火加減に気をつけて、弱火~中火でじっくり焼く。
- 両面がこんがりと焼けたら、串などを使って一口サイズに切り分ける。
- 好みで、青のり・かつお節をふりかけて完成。
- ソースはしょうゆ、またはソースなどお好みでかけましょう。
まとめ
最後までお読みいただきありがとうございました。