犬山の風情ある街で、菜めしと田楽の絶品ランチを味わう旅に出かけました。
今回は、犬山名物の美味を楽しむだけでなく、紅葉が美しい見頃の季節に合わせて犬山寂光院を訪れました。
明治創業の菜めし・でんがくの老舗【松野屋】さんでの昔ながらの味わい深いランチと、紅葉の情緒を共に味わった、美食と自然の記録を写真たっぷりにお届けします。
紅葉シーズンに訪れました!
犬山名物を味わう!
明治創業の老舗でんがく専門店
明治時代から続く歴史ある松野屋さんは、田楽の専門店として長い間地元の方々に親しまれています。
松野屋さんでは、豆腐・里芋・豚肉・タニシの四つの素材が織りなす独自のでんがくが味わえます。
明治の風情漂う松野屋、世代を超えて愛され続けています。
店内に足を踏み入れると、古き良き時代の趣きが感じられ、その中で今も変わらぬでんがくの美味が楽しめます。
離れ・座敷あり
店内には、静かな離れがあり、プライベートな食事のひとときを楽しむことができます。
昔ながらの味わいと共に、訪れる人々に癒しと懐かしさを提供しています。
少人数から大人数まで
少人数から大人数まで対応できる、テーブル席や趣のあるお座敷が用意されています。
団体様が座敷貸し切りだと、大勢での食事がにぎやかに楽しめそうです。
【松野屋】でのランチ体験
菜めしと田楽の絶品ランチ
でんがく定食をオーダーし、8本の豆腐田楽と菜めし、お吸い物、漬物のセットが運ばれてきました。
田楽は豆腐に松野屋さんオリジナルの味噌を塗って串で焼く贅沢な一品です。
田楽は8本とも小ぶりながら、一口食べると、香ばしさと甘みが口いっぱいに広がっていきました。
菜飯は炊きたての温かなご飯に、刻んだ季節の青菜が彩りを添え、少し塩味の効いた繊細な味わい。
ご飯の量は小盛でも普通盛りくらいの十分な量だと感じました。
一緒に食べると、味噌田楽の濃厚さと豆腐のなめらかな食感が、菜飯のさっぱりとした風味と相まって、口の中でハーモニーを奏でます。
でんがくと菜飯、二つの料理を同時に味わうことで、それぞれの特徴が引き立ちました。味噌田楽と菜飯の組み合わせは、素朴ながらも最高の贅沢でした。
お吸い物も絶妙な味わい。薄味ですがしっかりとうま味が伝わる上品なお吸い物でした。
紅葉シーズンの期間限定なのかもりれませんが、お汁に浮いているお麩がもみじの形をしていて色鮮やかな演出に感動しました。
厳選した数種類の八丁味噌がブレンド
松野屋オリジナルの秘伝味噌は、厳選した数種類の八丁味噌がブレンドされており、門外不出のレシピだそうです。
香ばしく香り高い味噌の風味が、料理全体に深みを与え、舌の上でじんわりと広がります。
調味料で味変
各テーブルには、豊富な香辛料が揃っており、山椒や一味、黒七味などが用意されています。
これらの調味料を使うことで、田楽の味わいが一層深まり、個々の好みに合わせて華やかな風味を楽しむことができます。
単品で里芋でんがくを注文
里いもでんがくは、豆腐と同様に小ぶりなサイズです。
追加で頼んでも、おつまみ感覚でペロリと食べられる量です。
女子でもペロリよ!
素材の風味が十分に引き立ち、一口食べるたびに香ばしい味わいが口いっぱいに広がりました。
予約はできる?
予約は可能です。
行列のできる人気店なので、予約した方が並ばなくていいのでおすすめ。
ただ、平日のランチは比較的空いていました。
また、団体様でご利用の場合は事前に予約必須のようです。
犬山城下町散策やハイキングのあとに
松野屋さんは、犬山城下町から徒歩わずか約10分の距離に位置しています。
手軽にアクセスできるため、犬山散策の途中やハイキングの合間に立ち寄りやすく、おいしいでんがくランチで疲れを癒すのに最適です。
ぜひ少し足を伸ばして、この便利なロケーションで犬山の魅力を堪能してみてください。
美味しいでんがくや菜飯を味わいながら、歴史的な雰囲気漂う犬山を感じる贅沢なひとときを楽しめるでしょう。
松野屋さんは、犬山城下町から徒歩わずか約10分
紅葉シーズンの犬山寂光院への訪れ
犬山寂光院の歴史や特徴
犬山市に佇む「寂光院」は、真言宗智山派の山寺です。
奈良時代に勅願により開山されました。
戦国時代には織田信長公により重要な霊刹(れいさつ)とされ、その歴史は約1350年にわたります。
本殿からの眺望は美濃と尾張の平野を一望し、岐阜城や名古屋市内も見渡せます。
紅葉の見頃と楽しみ方
春は花、夏は青もみじ、秋は紅葉、冬は凛とした雰囲気で知られています。
名古屋から電車1本でアクセス可能です。
特に11月中旬~12月上旬の秋の紅葉シーズンには大勢の参拝客で賑わいます。
山の木々が見事な紅葉で彩られ、パワースポットとしても人気を集めています。
パワースポットで運気をアップ!
犬山市の歴史と文化を感じる場所として、寂光院は外国人観光客からも注目を浴びています。
寂光院の境内は東海自然歩道のコース
寂光院の境内は東海自然歩道の一部で、山寺の風情が漂います。
かつては山麓から庫裏まで150段の石段が唯一のアクセスでしたが、昭和40年には山を切り開き、車でのアクセスが可能な駐車場と道路が整備されました。
石段参道は、その歴史を感じさせる風光明媚なコースです。
このエリアは日本ラインとして知られ、名勝の木曽川の風景を楽しむ絶好のコースとなっています。
左のコースは国宝・犬山城へのルートで、木曽川沿いに進みます。
右のコースは、寺院の境内から眼下に広がる日本ラインを経て、継鹿尾山頂を抜け、岐阜県東濃コース分岐点へと続いています。
まとめ
最後までお読みいただきありがとうございました。