生理中に温泉に入ることは、衛生的な観点からも健康上のリスクからも推奨されません。
しかし、特定の予定やイベントがある場合、生理を遅らせたいという希望があるかもしれません。
このような場合、低用量ピル・中用量ピルを使用して生理を遅らせることができます。
低用量ピルってなに?
どうしても温泉に入りたい
生理中の温泉をおすすめしない理由
湯船での出血量が増える可能性がある
温泉入浴中に湯船でリラックスしていると、体温が上がることで出血量が増えることがあります。
そのため、入浴中に大量の出血がある場合は、入浴を控えた方が良いでしょう。
温泉成分が生理に影響を与える可能性がある
温泉に含まれる成分によっては、生理痛や生理不順に影響を与える可能性があるとされています。
特に、硫黄や重曹泉などのアルカリ性の温泉は、生理中に入るとpHバランスが崩れ、かゆみや炎症を引き起こすことがあるため、控えた方が良いでしょう。
衛生面が不安
温泉は多くの人が利用するため、浴槽や周囲の環境が清潔に保たれているとは限りません。
生理中は、性器周辺がデリケートな状態であるため、衛生面が不安であれば、入浴を控えた方が良いでしょう。
以上のような理由から、生理中の温泉入浴には、入浴前に自身の体調や症状をよく確認し、無理をせずに適切に判断することが大切です。
また、痛みや出血量が増える場合や、不安がある場合は、入浴を控えるか、医師に相談するようにしましょう。
温泉旅行当日に生理に!どうしても入りたい場合
基本、生理中の温泉はNGです。
当日生理になって、しかも血がそんなに出ていない場合は、下記方法で入浴しましょう。
貸し切り風呂にする
貸し切り風呂は、利用者が少ないため、清潔な環境で入浴することができます。
他の人に見られたり、気を使ったりする必要がないので、急いで着替える必要もなく、リラックスして入浴することができます。
月経カップをつける
月経カップは、膣の中に入れて、血液を「溜める」生理用品です。
シリコンや天然ゴムなどの素材で作られています。
使い捨てではなく、煮沸消毒して再利用する製品となります。
月経カップのメリット
- 約3年間使用可能
- くりかえし使えて、経済的
- ゴミが出ないから、環境に優しい
- 4~8時間程度の使用が可能
- かさばらずスマート
月経カップのデメリット
- 挿入が初めは難しい
- 手洗いをする必要がある
- 手洗い場がない場合は困る
タンポンをつける
タンポンとは膣内に挿入して使用する衛生用品のことです。
綿などの材料で作られ、指で挿入することができます。
タンポンのメリット
- 下着に固定されることがない
- 自由自在な動きができる
- 見た目がスッキリする
- 衣服を選ばない
- 生理臭がおさえられる
タンポンのデメリット
- 挿入が初めは難しい
- 中毒性ショック症候群(TSS)のリスクがある
- 取り出しに苦労することがある
タンポンをつけて温泉に入る場合、タンポンの紐が見えるだけでも、不快に思う人がいるので、紐を内ももにテープで張り付けるなどして、紐が見えない対策をするとよいでしょう。
生理中の入浴で気を付けること
入浴時間と温度に注意する
長時間入浴することで、体温が上昇し出血量が増えることがあります。
適切な温度設定にして、入浴時間は15分程度にとどめるようにしましょう。
衛生面に注意する
生理中は性器周辺が敏感な状態にあります。
浴槽やタオルなどに他人の血液が付着している可能性があるため、自分が使用する前に清潔にしておくことが大切です。
タンポンやナプキンの管理に注意する
入浴中にナプキンやタンポンを交換する場合は、手洗いをするかアルコール消毒液で手指を拭くなど、衛生面に十分に注意するようにしましょう。
低用量ピル・中用量ピルで生理を遅らせる方法
ピルがおすすめな人
- 旅行の予定日が被りそう
- 仕事の期間中、大事な日に生理が被りそう
- 妊娠したくない
- 避妊ができなかった場合
ピルの種類
低用量ピル:避妊を防ぐ・生理痛・PMS・肌荒れ・貧血の改善など
中用量ピル:生理日を前後に調整できる
アフターピル:避妊ができなかった場合、後日服用することで妊娠を防ぐ
低用量ピル・中用量ピルの特徴と違い
【低用量ピルの特徴】
- 高い避妊効果があり、ほぼ100%の確率で避妊ができる
- 生理痛、PMS、肌荒れ、貧血の改善などの効果がある
- 生理日のコントロールが可能
- 中用量ピルよりもホルモンの配合量が少ない
- 副作用のリスクが低い
- 飲み忘れない限り効果が続く
低用量ピルは、高い避妊効果に加え、生理痛、PMS、肌荒れ、貧血などの悩みを改善する効果があります。また、服用し続けることで生理日のコントロールもできます。低用量ピルには、エストロゲンとプロゲステロンの2つのホルモンが配合されており、中用量ピルと比べてホルモンの量も少ないため、副作用が出にくく、身体への負担も少ないとされています。
【中用量ピルの特徴】
- 低用量ピルよりもエストロゲンの配合量が多い
- 生理周期をずらす「月経移動」や緊急避妊のアフターピルとして使用
- 低用量ピルよりも副作用のリスクが高い
- 頭痛、吐き気、不正出血、血栓症などの症状が出る可能性がある
- 副作用が軽減されるまでに時間がかかる場合がある
- 飲み忘れると避妊効果が低下する可能性がある
中用量ピルは、旅行や仕事など、生理日が不都合な場合に生理日を前後に調整するために使用されます。中用量ピルには、エストロゲンとプロゲステロンの2つのホルモンが配合されていますが、エストロゲンの量が多いため、副作用のリスクが高くなります。中用量ピルは、月経周期をずらす「月経移動」や、緊急避妊のアフターピルとして使用されますが、頭痛、吐き気、不正出血、血栓症などの副作用があります。
女性の健康や生活の質を改善
避妊目的以外にも、生理痛の軽減や月経不順の改善、PMS(月経前症候群)の緩和、生理周期の正常化など、女性の健康や生活の質を改善するために使われることがあります。
低用量ピルは、避妊だけでなく、女性の健康や生活の質を向上するために有用な薬剤としても活用されています。
ただし、低用量ピルには副作用や注意点もありますので、必ず医師と相談し、適切に使用するようにしてください。
症状には個人差があります
副作用は、体が薬に慣れるまでの数か月で軽減することが多いです。
また、薬の使用方法や個人の身体状況によって、副作用のリスクは異なります。
ピルを使用する前に、医師に相談して、自分にとって最適な方法を決めることが大切です。
温泉旅行日の何日前から飲むべきか
一般的には、月経予定日の1週間前から医師から処方されたピルを服用し、月経を遅らせる方法があります。
ただし、ピルの服用開始時期や期間については、必ず医師と相談することが重要です。
また、ピルを使用する場合でも、100%の確実性はありませんので、予定の日数に余裕をもって計画を立てることをお勧めします。
ピルのおかげで楽しい温泉旅行になりました!
低用量ピル・中用量ピルはどこで購入できる?
クリニック・病院で購入する
低用量ピル・中用量ピルは医療用医薬品に該当し、医師の処方箋が必要になります。
そのため、ドラッグストア・薬局などで市販されていません。
オンラインで購入する
オンライン診療サービスを利用することで、遠隔から医師に相談し、処方箋を取得することができる場合があります。
病院でピルを購入すると、受診に時間がかかるデメリットもあります。
オンライン購入なら、全国どこにいてもスマホひとつで診断・購入することが可能です。
筆者はこのサービスを利用しており、副作用もなく使用することができました(副作用については個人差があります)。
ピルの購入なら「スマルナ」がおすすめ!
筆者は、旅行の予定日、仕事の期間中、大事な日に生理が被りそうだったので、スマルナでオンライン診療をして、中用量ピルを手に入れました。
スマルナの特徴
- LINEでの簡単オンライン診断
- 診断後、2.3日で指定場所に届く
- 商品名は「ピル」と記載されていない
- 中身が「ピル」とバレない
- 箱には「雑貨PLA―21」と雑貨の記載になっている
- 到着後に支払いが可能(後払いOK!)
こんな方におすすめ
- 病院に行くのが面倒
- 病院に行く時間がない
- 待ち時間が嫌い
- 手軽にピルを購入したい
- 人にバレたくない
こんな方には、オンライン診断後、数日で届くスマルナがおすすめです。
中容量ピルの内容・料金
中容量ピルとして、黄体ホルモンと卵胞ホルモンの配合剤「プラノバール」を処方されました。
プラノバールのは、生理日移動に効果効能があります。
1回ごとに診察料1500円がかかるので、4回分まとめて購入しました。
21錠で、¥7,700(税込み)でした。
賞味期限は約1年だそうです。
直射日光の当たらない所に保管しておけば大丈夫でしょう。
本当はやってはいけないことですが、3年前に買ったピルを飲んでも平気でした(良い子はマネしないでね!)
実際にピルを飲んでみた感想・副作用など
中用量ピルを、毎朝1粒、定期的に7日間飲みました。
味は、ほんのり甘いです。苦さは一切ありません。
錠剤はとても小さいので水なしでも飲めるくらいの大きさです。
副作用が低用量ピルよりも強いと記載がありましたが、全く副作用は感じられませんでした。
(個人差があるので、全員が副作用ないとは言えません)
結果、大切なイベント時に生理にならず、快適に過ごせてよかったです!
まとめ
最後までお読みいただきありがとうございました。